『もっと塩味を!』 林真理子 著
2011.11.03 (Thu)
トレンダーズからの紹介です♪
トレンダーズさんより
『もっと塩味を!』 林真理子(文庫本)が届きました

『もっと塩味を!』
著者:林真理子 出版社:中公文庫
定価:560円(本体533円) (文庫判・272ページ)
私は小さい頃から読書好きで本屋さんも大好き
今でもよく書店に寄り、新書や雑誌を眺めますが、、、
ここ最近買うのは育児雑誌か料理本・・・
「小説を読んだのは何年振りだっけ~?」って頭を悩ますほど
読書から遠ざかっていました
育児をしていると、
息子ちゃんの前ではなかなかページもめくれず
本も息子ちゃんの手の届くところには置けない・・・
時間も環境も読書が厳しい。
でも今回のブログレポーターを良い機会だと思い、
久しぶりに読書をすることになりました。

家事・育児の合間を縫っての読書で、
何度も中断しながら。。。
でも、過去と現代を行き来しながらエピソードが進み、
舞台も和歌山、東京、三崎、パリと展開するので
キリの良いところまで読み進めて一休止しやすかったです。
最近では、東京版、京都・大阪版・・・と
日本でも拡大を続けるミシュランガイド。
星つきレストランはお高くてすぐに行けるものじゃないけど、
日本でも世界に認められるお店が増えるのは嬉しこと。
この小説は、まだ日本にミシュランが無かった頃のお話。
昭和40年代~バブル期~現代の食文化や
当時の暮らしぶり、人々の貞操観念も描かれていて、
その中での美佐子の大胆さや困難がよく表れていました。
とんとん拍子のサクセスストーリーのような
汗水流しての波乱万丈記のような不思議な小説ですが、
一番読んでいて楽しかったのが、
実在するレストランやフランス料理のメニューの描写。
情景が浮かんで、美食の世界に酔いしれます。
長編小説ですが、
登場人物も少なくみんな個性的。
主人公・美佐子は好きなタイプでは無いのですが、
美食に対する情熱のかけ方は憧れます。
そして、周りの人間に対する愛情も溢れる人で、
「勝手にすれば??」とやっかむ反面
キュートな一面に微笑んでしまったり♪
完全に嫌いになることはありませんでした。
彼女に関わる男性3人は
女性からすれば最低な行いもしますが、
魅力的な面も往々にしてあり、
これまた完全に憎むことが出来ない。
この辺は、「林真理子さんずるいな~。うまいな~。」と
思わされました。
「悪人」は誰ひとり登場しません。
読後感も良かったです。
久々の読書でしたが、
文章を読むことで頭でイメージする世界は
やっぱり楽しかったです
もし映像化されるなら、
美佐子は黒木瞳さんにお願いしたいなぁ~

---------------------------------------------
---------------------------------------------
トレンダーズさんより
『もっと塩味を!』 林真理子(文庫本)が届きました


『もっと塩味を!』


私は小さい頃から読書好きで本屋さんも大好き

今でもよく書店に寄り、新書や雑誌を眺めますが、、、
ここ最近買うのは育児雑誌か料理本・・・
「小説を読んだのは何年振りだっけ~?」って頭を悩ますほど
読書から遠ざかっていました

育児をしていると、
息子ちゃんの前ではなかなかページもめくれず
本も息子ちゃんの手の届くところには置けない・・・
時間も環境も読書が厳しい。
でも今回のブログレポーターを良い機会だと思い、
久しぶりに読書をすることになりました。

人気作家・林真理子の著作。
和歌山、東京、三崎、そしてパリ……。
裕福な家庭の主婦として何不自由なく暮らしていた美佐子だったが、
ある日夫と出かけた先で出逢った本格的なフランス料理の虜になる。
「天性の舌」だけを頼りに、家庭も子どもも捨て、
めくるめくフランス料理の世界に飛び込んだ美佐子だったが…。
ミシュランの星獲得にすべてを懸け、夢に生き、愛に生きた
一人の女性の生涯を鮮烈に描く長編小説。
家事・育児の合間を縫っての読書で、
何度も中断しながら。。。
でも、過去と現代を行き来しながらエピソードが進み、
舞台も和歌山、東京、三崎、パリと展開するので
キリの良いところまで読み進めて一休止しやすかったです。
最近では、東京版、京都・大阪版・・・と
日本でも拡大を続けるミシュランガイド。
星つきレストランはお高くてすぐに行けるものじゃないけど、
日本でも世界に認められるお店が増えるのは嬉しこと。
この小説は、まだ日本にミシュランが無かった頃のお話。
昭和40年代~バブル期~現代の食文化や
当時の暮らしぶり、人々の貞操観念も描かれていて、
その中での美佐子の大胆さや困難がよく表れていました。
とんとん拍子のサクセスストーリーのような
汗水流しての波乱万丈記のような不思議な小説ですが、
一番読んでいて楽しかったのが、
実在するレストランやフランス料理のメニューの描写。
情景が浮かんで、美食の世界に酔いしれます。
長編小説ですが、
登場人物も少なくみんな個性的。
主人公・美佐子は好きなタイプでは無いのですが、
美食に対する情熱のかけ方は憧れます。
そして、周りの人間に対する愛情も溢れる人で、
「勝手にすれば??」とやっかむ反面
キュートな一面に微笑んでしまったり♪
完全に嫌いになることはありませんでした。
彼女に関わる男性3人は
女性からすれば最低な行いもしますが、
魅力的な面も往々にしてあり、
これまた完全に憎むことが出来ない。
この辺は、「林真理子さんずるいな~。うまいな~。」と
思わされました。
「悪人」は誰ひとり登場しません。
読後感も良かったです。
久々の読書でしたが、
文章を読むことで頭でイメージする世界は
やっぱり楽しかったです

もし映像化されるなら、
美佐子は黒木瞳さんにお願いしたいなぁ~


---------------------------------------------
---------------------------------------------
この記事のトラックバックURL
この記事へのトラックバック
| HOME |