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ブーリン家の姉妹

2008.10.31 (Fri)

『ブーリン家の姉妹』 



【あらすじ】
16世紀、イングランド国王ヘンリー8世(エリック・バナ)には男子の世継ぎがなかった。いら立つヘンリーが愛人を求めていることを知った、野心家のブーリン卿(マーク・ライアンス)は聡明な長女のアン(ナタリー・ポートマン)を愛人候補に仕立てる。だが王が目に留めたのは、結婚したばかりの気だての良い次女メアリー(スカーレット・ヨハンソン)だった。<2008年 イギリス/アメリカ 原題: THE OTHER BOLEYN GIRL 上映時間: 115分>
Yahoo!映画より~

公開2日目にTOHOシネマズ梅田にて、鑑賞しました顔

この映画は、ハリウッドを代表する若手スター、ナタリー・ポートマンスカーレット・ヨハンソンの競演が実現したことでも話題の作品♪
どちらも子役時代から着実にキャリアを積んでいるので、楽しみだったんですよね。
野心家の姉・アン役は、ナタリー・ポートマン。心やさしい妹・メアリー役は、スカーレット・ヨハンソン。
どちらも対照的な姉妹を見事に演じ上げ、期待通りの作品に仕上がっていました。



おそろいのローブを身にまとい、散歩をするアン(ナタリー・ポートマン)とメアリー(スカーレット・ヨハンソン)。
小さい頃から、アンの美しさは羨望の的で、一緒にいるメアリーはいつも影の存在。
アンのもとへきた縁談の話も、「商人の妻にはもったいない」という理由でメアリーの縁談に変えられてしまい、アンは一族の富と発展のための切り札として残されてしまいます。
でも、メアリーは心の底から姉を慕い、アンも深い愛情で妹を見守り、メアリーは複雑ではない幸せな家庭を手に入れたところでした。



一方、イングランド国王ヘンリー8世(エリック・バナ)は、男子の世継ぎが出来ず王妃と不仲に。
それを知ったアンの叔父と父は、アンをヘンリー8世の愛人候補として策略をめぐらせます。
そして、その策略を聞いたアンも、地位や名声を手に入れるため自ら陰謀の渦の中に足を踏み入れてしまうの。
冒頭では、のどかな田園での楽しく優しい雰囲気が漂っていましたが、ヘンリー8世がブーリン家に訪れてからは、緊迫した雰囲気が漂ってしまいました。


最初に愛されたのは妹のメアリー、でも王妃になったのは姉のアンだった。


この映画での悲劇の始まりは、ヘンリー8世がメアリーを愛してしまったこと。
このことでアンのプライドは傷つけられ、妹への憎しみやさらなる上昇志向へと発展してしまいます。

メアリーがヘンリー8世に見初められ、ブーリン家は宮廷で贅沢な生活をすることになるのだけど、アン、メアリーそして兄のジョージもまた、陰謀に踊らされることに―
宮廷での豪華絢爛な世界とは反対に、そこで繰り広げられた愛憎劇は凄まじいものでした。


あらすじをなぞってしまうととても重苦しく、見てるのが辛い展開なんだけど、とにかく主演の2人がとてもいい!
女性の目から見ても、アンがヘンリー8世を振り向かせるまでの過程はゾクゾクしました。
色仕掛けで妹から王を奪うわけではなく、とても巧妙に、そしてそのあざとさを見抜かれないようなしたたかさを持ち合わせているの。



ゴージャスなビジュー飾りのドレスや装飾品を身にまとっても、それに見劣りしないナタリーの美しさが眩しかった
ナタリーは、レオンを観たときから大ファンになったのだけど、年々その美しさに磨きがかかってます!
本当に美しく知的なナタリーだからこそ、アンの怖いくらいの上昇志向やしたたかさも嫌味に見えなかった。
アンに骨抜きにされてしまったヘンリー8世の気持ちも分かる気がしました(笑)



そして、序盤は控えめな演技で魅せたスカーレットの新しい魅力にも大満足♪
運命に翻弄されるだけではなく、メアリーもまたアンとは違った魅力の持ち主であることを存分に表現してくれました。
メアリーって、愛され上手で愛し上手なのよね。
王の愛人だったときも、本当に幸せそうな雰囲気が出ていて、その辺りは救われました。

実のところ、私はこの手のドロドロとした愛憎劇は苦手なのたはー
そのため鑑賞後は★3でしたが、帰ってから歴史的背景を色々と調べてみたら、かなり史実に忠実な作品みたい。
これだけドロドロとした世界を、豪華なセットと美しい映像、そしてキャストの演技力で説得力のいくストーリー展開にしたことを高く評価!
最終的に★4に昇格させました(笑)


タイトル:  『ブーリン家の姉妹』
配給:  ブロードメディア・スタジオ
公開情報: 10月25日(土)
シャンテシネ他全国TOHOシネマズ系にてロードショー

ナタリー・ポートマン / スカーレット・ヨハンソン /
エリック・バナ / デヴィッド・モリッシー / クリスティン・スコット・トーマス / マーク・ライランス / ジム・スタージェス / エディ・レッドメイン / ベネディクト・カンバーバッチ

監督:ジャスティン・チャドウィック
脚本:ピーター・モーガン 『クィーン』
原作: フィリッパ・グレゴリー 『ブーリン家の姉妹』(集英社刊)

guru-mi-1  『ブーリン家の姉妹』公式HP >> http://www.boleyn.jp/


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22:37  |  レビュー 映画  |  Trackback(0)  |  Comment(3)

コメント

こんばんは♪

最初、この配役を聞いた時、
アンとメアリーは逆のほうがいいかな~って
思ったんですが、
ナタリーが凛としたアンを演じてるみたいですね。

私は見たいな~と思いつつ、
まだなんですけど('・c_・` ;)
そのうち、スターチャンネルでやるかな~なんて
淡い期待をしています(笑)
☆あやめ☆ |  2008.11.01(土) 00:04 | URL |  【編集】

始めまして。MIEさんの所から。。です。
この映画観たばかりなので。
何だかあのヘンリー王がだらしない様な情けないような人物にみえましたね?それ程アンが魅力的だったんでしょうけど。私はスカーレット・ヨハンソンが逆の役をしても良かったかも、、って思いました。
リンクさせてください。まだ、ブログライターの方は全くの初心者です。これからも宜しくお願いします。
apple |  2008.11.01(土) 05:06 | URL |  【編集】

■お返事■

あやめさんへ
そうだよね♪
スカーレットの方が色気もあるし、男を虜に
しちゃいそうだもんね(*´艸`*)

でも、文献を調べてみると、アンが「黒髪、色黒、
小柄、やせ形」。メアリーは「金髪、色白、豊満」
だったみたいなの♪
それに、ほんと二人ともはまり役でさ~
映画を観てからは、「この配役しかあり得ない!」
って思った(´▽`*) アハハ

映画は公開から時間が過ぎると、DVD発売かTV放送まで
待っちゃうよね(笑)
わざわざ出かけるのが面倒になっちゃうの(・・。)ゞ

appleさんへ
訪問&コメントありがとうございました!
゚☆,。・:*:・゚★o(´▽`*)/♪Thanks♪\(*´▽`)o゚★,。・:*:・☆゚

ヘンリー8世は、最悪でしたよね(;´д`)トホホ
「男って馬鹿だわ。。。」なんて思いました(笑)
スカーレットの色っぽさも好きだけど、ナタリーの
凛とした美しさも好きなんですよね。
大スクリーンでナタリーの美しさが見られて、
大満足でした(*´艸`*)

リンクありがとうございました。
私の方も早速リンクさせていただきたいのですが、
何回かコメントのやり取りをさせて頂いた方を
リンクさせて頂くことにしています。。。
その辺は、ご了承いただけますようお願い申し上げます。
(o〃_ _ )oペコッ♪
りんりん |  2008.11.01(土) 18:54 | URL |  【編集】

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